東京都市大学(世田谷キャンパス) 総務部 管理課 係長
学生、教職員をはじめ、キャンパスに集うすべての人にとって快適な環境を整えるべく、日々尽力されています。
電話交換機、600台もの端末を一斉リニューアル
「公正・自由・自治」の精神のもと、工業教育の理想を求める学生が中心となり創造され2019年90周年を迎える東京都市大学。新しい時代と社会の要請に応える大学へと更なる進化を遂げるべく挑戦を続けています。 今回は、主に教育環境・設備面をご担当されている総務部 管理課様に、弊社富士テレコムと臨んだ電話設備リニューアル・プロジェクトについて振り返っていただきました。
お客様の課題
- 600台のデバイスと電話交換機の老朽化
- キャンパス内デバイス資料の整備
老朽化した電話設備のリニューアルを計画するも、キャンパス内に配された600台ものデバイスの設置場所、内線番号の各種設定情報が一部把握出来ていませんでした。このリプレイスの機会にデバイスの配置図を作成、データ化することで、管理体制の強化を目指します。
富士テレコムの
ソリューション
- 600台のデバイスを含む、電話設備のリニューアルを短期間で実現
- 将来を見据え通信インフラは拡張性のある機器を選択
- 毎月2回の定期メンテナンスで安心のサポート体制を提供
創立100周年を、新しい設備で
東京都市大学様は、「アクションプラン2030」をスローガンのもと、2029年の創立100周年という節目の年に向け、教育・研究・大学運営・キャンパスの再整備を進めています。この流れの中で、抜本的な見直しが検討されたのが、通信インフラの領域でした。
特に世田谷キャンパス内に張り巡らされた約600もの電話機は、たびたび不具合が発生しており、大学運営に支障をきたすようになっていました。原因のほとんどが交換機内の基盤の老朽化、電話機(デバイス端末)の故障によるもので、不具合が起こるたびに修理をお願いするほかありませんでした。
古い機器のため、交換部品の在庫もいつかは無くなる。ならば電話設備を丸ごとリニューアルした方が、投資対効果が高いと判断し、交換機と端末のリプレイスを決断するに至りました。
発注先の選定に当たっては、世田谷キャンパスで保守をお願いしていた富士テレコムさんのほか、他キャンパスで実績のあったメーカーほか複数社にも声をかけさせていただきました。それぞれの提案内容を慎重に吟味した結果、「実績と信頼」「短期間での更新」「価格」が決め手となり、引き続き、富士テレコムさんにお願いすることに決まりました。
リプレイスがもたらす可能性
広大な敷地にいくつもの校舎が点在し、さらに端末を設置する部屋も数えきれないほどあります。現場を見ながら一つ一つの端末と敷設されている回線(内線番号)の性能を確認し、交換していく作業は困難を極めました。それでもひと月ほどで作業を完了できたのは、富士テレコムさんの高い技術力と本学との厚いパートナーシップがあったからだと思います。
その中で、今まで手付かずだった端末の配置図の作成に着手できたのは一番の収穫でした。完成した配置図がデータ化され、変更やトラブルなどの履歴を更新していくことができれば、担当が変わっても柔軟に対応していけるはずですから。
また、今回のリプレイスで、電話設備の可能性も一気に広がったと思っています。離席が多い教職員にモバイル端末を配ることや、場所や時間、用途によって通信を制御していくことなど、これからも富士テレコムさんの力を借りながらさまざまなことに挑戦していきたいと考えています。